勝負服と呼ばれる服は、競走馬を所有している馬主によって決められています。馬主は自分の所有する競走馬がレースに出走する際に、騎手にそれを着てもらって出走することになっています。ただし地方競馬では、馬主ではなく騎手などが独自の勝負服を着用することが多いようです。
レース中の競走馬を走り方や顔などで見分けるのは困難です。そこでゼッケン番号や騎手が被っている帽子の色、そして勝負服によって識別することができるわけです。
馬主のほとんどはJRAに登録料を支払い服色を登録します。服色の登録は、一人の馬主につき1種類で、すでに登録済みの服色と同じであったり、紛らわしいものの登録はできません。馬主は決められた13色の中から自由に選択して胴と袖で4色まで使用することができます。柄に関してはJRAが定めた18種類しか使用することができません。
競馬場で配られているレーシングプログラムなどには、各競走馬の勝負服が地色、胴柄と色、袖柄と色の順で表記されます。
輪
一文字
帯
山 形
菱山形
鋸歯型
たすき
十文字たすき
縦 縞
格子縞
元 禄
ダイヤモンド
うろこ
井桁かすり
玉あられ
星散らし
蛇の目散らし
銭形散らし